ラベル 神社(東北) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 神社(東北) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014年5月5日月曜日

出羽三山神社(1)

「桜を観に行こう」で始まった今回のもう一つの目玉「出羽三山神社」を目指します。



P1030940




約10km手前に大鳥居があります。


Dewasannzann




麓に「随神門」があり、ここから有名な「五重塔」まで15分、かみさんも歩きますが、下りの時間短縮とかみさんの「パス」の一声で、かみさんは上の駐車場まで車で向かい境内で合流することに。


P1030943




「隋神門】が見えてきました。ここから一旦下ります。


P1030947_2




暫く歩くと神橋と祓川・須賀の滝が見えてきました。神聖なる山上と俗世を分ける境界です。


P1030949




そして、「爺杉」。その向こうに「五重塔」が・・・


P1030954_2




杉の間から、その壮麗な姿を望むことができます。


そして正面に。


20140504_094016




とにかく感動!!ちょうど山伏姿の団体案内の方に出くわしました。


P1030958




横からも写真を撮りましたが、五重塔よりも高い杉に囲まれている姿が圧巻です。


ここで、かみさんと一旦お別れ。2446段の階段を1時間かけて境内を目指します。


P1030961




早速、朝日に包まれた杉並木の階段が待ち受けます。


P1030969a




急な階段が3か所。ときより緩やかな坂にホッと一息。


P1030968




中腹には、休憩ができるお茶屋もあります。


P1030974




日頃のゴルフで鍛えているが流石に足が重い。


P1030977




最後の難所「三の坂」。あと少し・・・


P1030980




見えてきました。山頂下鳥居。


P1030981




到着。かみさんと言えば、のんびりと駐車場横の喫茶で「コーヒーにアイスクリーム」で寛いでいました。




熊野大社(南陽市)

羽黒山を後にして、一気に南下。米沢に向かう途中にある南陽市の「熊野大社」に参拝。



P1040009_2




ご祭神は、本殿に熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)二宮に熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)三宮に熊野家津御子大神(くまのけつみこのおおかみ)です。
P1040011




参道の階段を上がると、千鳥破風に唐破風、両方の向拝をもつ茅葺屋根の見事な拝殿が。


P1040015




千鳥破風の上には「鬼瓦」


P1040016




神紋は「十四弁菊花心に三つ巴」紋。


P1040019






こちらは、本殿裏側に三羽の兎が隠し彫りされています。「この三羽の兎を全て見つけるとお金に困らず、幸せになれる、願い事が叶う」と言い伝えられています。見つけたような気がしますが、確信が持てないです。



P1040025


本殿は「一間社春日造」のようです。


P1040024




熊野大社、見事な神社でした。


上杉神社

2泊3日最後の訪問地は、旧別格官幣社「上杉神社」です。明治9年、上杉謙信公、上杉鷹山公を祭神として、米沢城本丸跡に建立されました。



P1040051




境内には、謙信公、景勝公と直江兼続、鷹山公の銅像があります。



P1040038




P1040039




P1040040




本殿は、流造。神紋はもちろん「竹に雀」紋でした。



P1040047




これにて、2014GWの「秋田・山形 桜を観に行こう&神社参拝の旅行」終了です。



福島駅でレンタカーを乗り捨て、ツバメにて東京駅へ。



満喫の3日間でした。





2014年5月4日日曜日

鳥海山大物忌神社(吹浦)

出羽国一の宮は「大物忌神社」です。鳥海山頂の本社と、麓の吹浦と蕨岡の2か所の口之宮(里宮)がありますが、今回は、吹浦地区にある大物忌神社を参拝させていただきました。



P1030888




ご祭神は「大物忌大神」=倉稲魂命。ここ吹浦では、月読命も祀られています。
P1030895




拝殿は、極めて質素。「大物忌」とは不浄を嫌うという意味で、強い浄化力があるそうです。
ご神紋は「鳥海ふすま」という独特の紋でした。
P1030905




本殿は、右に大物忌神、左に月読神をお祀るする両所式本殿で、拝殿と打って変わって朱の美しい流造でした。



P1030904




これにて、54社目の一の宮参拝となりました。



2014年5月3日土曜日

田沢湖

田沢湖・・・最大深度は423.4mで日本第一位(第二位は支笏湖、第三位は十和田湖)、世界では17番目に深い湖です。湖面標高は249m。ここでのお目当ては「たつこ像」 。P1030779





若さと美しさを何とか保ちたいと願い、お告げ通り泉の水を飲み、いつの間にか龍に。自分の身に起こった報いを悟った辰子は、田沢湖に身を沈めたという伝説があるそうです。



P1030773_2




たつこ像のそばに「浮木神社」。湖面に張り出すように建っています。流れ着いた大木の浮木(流木)を祀っています。


そして、たつこ像から北側の湖面に朱の鳥居が美しい「御座石神社」があります。


P1030788_2




P1030785




こちらが事代主神・綿津見神ととともに「辰子姫神」をお祀りする神社です。


P1030781




P1030783




竜神「辰子姫像」も建てられていました。


田沢湖は、曇天にも関わらず、水がきれいでびっくりです。


P1030777


P1030778








唐松神社

秋田県大仙市協和に位置する待望の「唐松神社」に参拝。



P1030789_2




参道の杉並木が暫く続く。圧巻。


P1030791




樹齢300年樹高45mもの杉があるそうだ。


P1030794




本宮のご祭神は、軻具突命 息氣長足姫命 豊宇氣姫命 高皇靈命 神皇靈命。


「物部文書」によると、唐松神社は、本来「韓服宮」という名前。三韓征伐後、つまり韓を征服した神功皇后の創建という意味。新羅征討に参加した、物部氏・膽咋連(いくいのむらじ)が、皇后の御腹帯を拝受し、当地に来て、月出野に、当社を創建した。


こちらの宮司は、なんと代々「物部氏」なのだそうだ。


P1030798




朱の二の鳥居「台輪つき両部鳥居」をくぐると拝殿は、階段下に見える。下りの宮である。


P1030805




神紋は「三つ柏」。


P1030806




「下りの宮」は珍しい。本来の祭神である「饒速日命」が関係しているのは間違いない。あまりにも霊力が強いか、静かに鎮まってもらいた神だったのではないかと推察する。


そして当社は謎の「唐松山天日宮」をもつ。


P1030821




天日宮のご祭神は、初代日ノ本の王というべき「饒速日命(ニギハヤヒノミコト)」。物部氏祖神である饒速日命は、鳥見山(鳥海山)の「潮の処」に天降った。その後、逆合川の地・日殿山(唐松岳)に「日の宮」を造営し、大神祖神・天御祖神・地御祖神を祀ったという。


3月に、同じく饒速日命の天降りし「磐船神社」を参拝したばかり。これは、嬉しい。


P1030819




本殿は、池の中に作られた「ストーンサークル」の上に建つ。


P1030816




なんとも不思議な光景。


P1030817




しばし呆然と社殿を眺める。


隣の池にも玉鉾神の石碑が建っていた。


P1030814


唐松神社の秋田物部家の家系図では、膽咋連(いくいのむらじ)を鼻祖とする。そして四代を省略して物部尾輿が記されている。尾輿の後継者は物部守屋だが、蘇我氏との戦いで有名な守屋の名はなぜか表に出た形で記載されず、守屋の子、つまり尾輿には孫の那加世(なかよ)が秋田物部家の祖・初代として扱われている。蘇我氏に敗れた物部氏の東北へのがれ、こうした饒速日命の伝説が生きずいていると考えると実に興味深い。やはり神社探訪はやめられない。