2008年1月30日水曜日

童門冬二氏

童門冬二氏の講演を聴く機会に恵まれた。歴史に学ぶ行革と地方分権という話だった。童門氏といえば、やはり「上杉鷹山」が有名だが、私にとっては、「吉田松陰」の方が愛読書だ。松陰先生の成長する姿、一貫した生き様、門下生との接し方などを描いた名品である。そんな童門氏のシャベリは、落語家口調であった。行革を真に成し得るには、精神面改革が伴わなければ実を得る事ができない。「恕」の教えが重要と成るという話であった。徳川吉宗の享保の改革を例に淡々と話されとても勉強になった。感謝・感謝!



2008年1月28日月曜日

シューベルト 弦楽三重奏曲

今日は、昼寝をしてしまったので、今頃目がさえている。目が冴えついでにコーヒーをいっぱい。「シューベルト 弦楽三重奏曲第2番 DV581」を聴きながら夜を過ごす。演奏はグリュミオートリオ。モーツァルトを尊敬していたシューベルトだけあって、時より鮮烈なシューベルト独特の暗さは覗かせるものの、どことなくモーツァルト風で好きな曲だ。第三楽章の主題などは、まさにアマデウス。そして、その向こうのハイドンも覗かせる。それにしてもこの曲は、やはり夜が似合う。



それでは、schubert_2_dv581 (クリック)





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2008年1月27日日曜日

疲れを癒す ~モーツァルトを語る 第41弾

今週は、仕事や飲み会などでかなりお疲れモード。にもかかわらず今日もゴルフ。そんな疲れを癒してくれる曲を聴きたい。第41弾は、「ヴァイオリン・ソナタ第30番 ニ長調 K306」の中から第二楽章 アンダンテ・カンタービレ。6曲のマンハイムソナタ (K301~306)と呼ばれる作品の最後を飾るものだ。大好きなK304はすでに紹介した。K304同様にパリに移動してから完成した曲だ。軽やかにピアノが跳ねる第一楽章と打って変わって、第二楽章はまさに子守唄のような囁きをもつ。それでは聴いてください。それでは、サッカー(日本代表 チリ戦)が始まるまで、私はおやすみ。



k.306 - 2 (クリック)





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ゴルフコンペ

今日は、地元のゴルフコンペ(3組)。7時集合と朝は早い。まだ暗い中、車を走らす。場所は、宮崎レイクサイドゴルフクラブ。実は、明日もここでコンペだ。スコア(93)は納得いかなかったが、準優勝。賞品は、宮崎牛ヒレステーキ。千葉へ帰るときに合わせて送ってもらおう。これで宮崎のコンペでは、3連続で準優勝だ。あと一打が届かない。HDCが減るばかりで・・・。明日はもう少し頑張りたい。



2008年1月21日月曜日

聖骸布血盟

Photo Photo_2 聖骸布血盟(上)(下)を読んだ。



聖骸布とはキリスト教でいう聖遺物の一つで、イエス・キリストが磔にされて死んだ後、その遺体を包んだとされる布のことである。1983年にサヴォイ家からローマ教皇に所有権が引き渡され、以降はトリノ大司教によって管理されている。現在は一般に向けて常時公開されてはおらず、最近ではカトリック教会の大聖年にあたる2000年に一般公開された。次回の一般公開予定は2025年である。



キリストの聖骸布が保管される、トリノ大聖堂で火災が発生。焼跡から発見されたのは、“舌のない男”の焼死体だった。その2年前同じ聖堂で逮捕された窃盗犯にもやはり舌がなく、指紋もすべて焼かれていた。美術品特捜部部長マルコは、二つの事件の関連を疑い捜査に乗りだす。だがこれは、やがて世界を震撼させる恐ろしい陰謀劇の序章にすぎなかった……。



元々、キリストに纏わるミステリー物は結構好きだ。そういえば、「トリノの聖骸布」に付着しているキリストの血液を分析すると、AB型らしい。(小生もAB型)。まあ関係ないが。さて、この聖骸布には奇跡を起こす力があるという伝説がある。その為、中世以降、ヨーロッパ諸国では聖骸布を占有するための争奪戦が何度となく起こっている。その過程で登場してくるのが、聖地エルサレムを奪還し、キリスト教国を打ち立てたという、あの伝説のテンプル騎士団だ。ソロモン神殿跡に本拠地を定め、イスラム教への理解も深く、西欧に初めて近代的な金融機構を導入したとされるテンプル騎士団だが、その実体は謎に満ちており、多くの伝説が残されている。本書では、テンプル騎士団の謎とされる部分と聖骸布の謎を、ある程度まで史実と重ね合わせながら、筆者は大胆な推理でその謎を解き明かしていくというものだ。興味がある方はどうぞ。



2008年1月14日月曜日

波王の秋

Photo北方謙三「波王の秋」を読んだ。時代は南北朝。肥前の浜辺に一人の男が泳ぎついた。密使・竜知勝だった。済州島のナミノオオ水軍は、元と高麗の二重支配から逃れ独立を目指しおり、上松浦党水軍は第3の元寇を未然に防ぎ海を守っていた。竜知勝を通じて済州島のナミノオオは、上松浦党水軍に手を結ぼうと持ちかける。やがて両軍の後押しで、波王水軍が旗揚げされた。若き上松浦党の後継・小四郎を大将として。海を祖国を護らねばならない。熱き思いを胸に秘め、小四郎が立ちあがる。敵は、強大な元朝。海を埋め尽くす大船団へ、必殺「胡蝶の陣」を操り決死の覚悟で挑む。南朝も北朝もない。海に生きる男たちは、陸の領地争いなどには興味を持たず、自分たちを生かしてくれる海を恐れつつ愛してやまない。



「死ぬ時。いまがそうだ、と思った。闘いきった。生ききったということだ。」



継ぐということと、紡いでいくということ。その刹那と恒久の価値が、自分の使命を果たすべき秋(とき)に見出せればよい。決して日本史には登場しない海の男の闘いとロマン。一気に読んでしまいました。



2008年1月10日木曜日

目井津 道の駅

Photo_2



今日は朝から日南・南郷方面へ出かけた。ランチは「目井津 道の駅」 。まぐろ尽くし丼(1580円)を注文。あら汁の味噌汁が付いていた。目井津港は、マグロとカツオで有名な港。さすがに新鮮でおいしかった。11時30分頃に店に入ったが、食べ終えて出る頃には、店の前は行列が出来ていてる。いつもそうらしい。土日などは1時間待ちもあるとか。次回来るときは、もう一つの名物「かつおめし」を食べてみよう。



2008年1月7日月曜日

隠れト短調 ~モーツァルトを語る 第40弾

第40弾は「ヴァイオリンソナタ第35番 ト長調 K379」。



「これを書いているのは夜の11時ですが、今日ぼくたちは、発表会を催しました。そこでぼくの曲が三曲演奏されました。もちろん新作です。ブルネッティのための協奏曲に属するロンドと、(ぼくがピアノを弾く)ヴァイオリン伴奏つきのソナタ、--これは昨夜11時から12時までに作曲したのですが、一応仕上げてしまうために、ブルネッティのための伴奏の部分だけを書いて、自分のパートは頭に入れておきました。」 柴田治三郎編訳「モーツァルトの手紙(上)」岩波文庫 p.243より



第一楽章はアレグロの前に長いアダージョをもつ珍しい作品です。このアダージョは、始め疲れをいっぺんに癒してくれる。優しく眠りにつかせてくれる子守唄のようなのだ。でも34小節目から何故か少し胸が痛む。悲しみへ向かう胸騒ぎだろうか。そう これこそアレグロへの布石。そして、ここから疾走するアレグロが始まる。もちろん調性は、ト短調。隠れていた調性は私の胸を突如として貫く。第二楽章は、変奏曲。こちらも、テーマのアンダンティーノ・カンタービレは一度聴くと忘れられないメロディー。そして変奏曲はV4とピチカートの入るV5がお気に入りだ。



それでは、お聴きください。



mozart_35_k.379-1. Pires. Dumay (クリック)



mozart_35_k.379-2. Pires. Dumay (クリック)



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2008年1月6日日曜日

陸遜

Isbn4569661467_2 「呂蒙」に引き続き「陸遜~太佐 順(PHP文庫)」を読んだ。蜀の諸葛孔明、魏の司馬仲達と並び称されたのが呉の陸遜だ。呂蒙に見込まれ、関羽を油断させ、不意打ちを食らわす段になってからめざましい働きをするようになった。関羽の復讐戦を挑んできた劉備に対し、孫権から迎撃軍の指揮官に任じられた陸遜は、持久戦に持ち込む。(夷陵の戦い)対峙すること約半年。はやる自軍の武将を抑えて、補給線が伸びきったところを火攻めにした呉軍は大勝利を収め、陸遜はこの戦いで名実ともに大将軍となる。やがて丞相まで昇りつめ、まさに位人臣を極めた、最期は不遇だった。呉の後継者争いに巻き込まれ、孫権から流罪を言い渡されたことから悲痛のうちに憤死するのである。本書は、孫権・呂蒙によって見出され、孫権の命によって人生の幕を閉じた陸遜の波乱に満ちた生涯を描いた歴史小説である。当ブログで一番の検索ワード「石兵八陣」に登場するのが、この陸遜だが、本書には残念ながらこの記述は無い。呂蒙などもそうだが、とかく呉を中心にすえた三国志物では、蜀の人物は軽視されるからだ。



2008年1月4日金曜日

宮崎へ

今日、再び宮崎へ。夕方に戻るつもりが、結局家には誰もいないので、2時の飛行機に変更。通常と逆の経路のため空いていた。宮崎空港は東京や大阪へ戻る人でいっぱいだった。宮崎はさすがに暖かい。九州は年末から積雪だったようだが、宮崎には無縁だ。さあ明日は仕事始め。昼からは、会社のみんなで宮崎神宮へ参拝後、新年会の予定。



2008年1月2日水曜日

初詣

Photo あけましておめでとうございます。かみさんと坊主2人は、午後から三重のかみさんの実家へ帰省。受験生の奈津子とパパはお留守番。早速、亀戸天神へ学業祈願へ。長男達彦の高校受験からお世話になっている。奈津子の高校受験、達彦の大学受験、弘季の中学受験。いずれも上手くいってるので、霊験あらたかだ。車で首都高をひとっ走り、20分で錦糸町へ。上手いことパーキングも近くで発見。しかし、さすが元旦は込んでいる。参道入り口まで200mの列。お参りまで約1時間。それから、祈願所でさらに30分。無事お払いもしてもらい、たこ焼きを買って帰宅。考えると元旦に初詣に出かけたのは久しぶりかもしれない。