2009年3月28日土曜日

クレオパトラ

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宮尾登美子著「クレオパトラ」を読む。世界三大美女にしてカエサルの唯一の男子を産んだかくも有名な女性のことを我々は実は深く知らない。まず、クレオパトラとは、ギリシャ語で「父の栄光」という意味をもち、クレオパトラは、かのプトレマイオス朝に何人も存在すること。そして我々がクレオパトラと呼んでいるのは、クレオパトラ7世であるということ。また、エジプトの女王であるが、ギリシャ人であるということ。(小説ではキプロス人としているが)そもそも、プトレマイオス朝は、かのアレクサンダー大王死去の後、後続争いをした、マケドニア出身のギリシャ人 プトレマイオスが建てた王朝で、エジプトにいながら、ギリシャ純血を代々守ってきたのである。



さて、小説であるが言わずと知れた「篤姫」の著者であり、歴史の弄ばれた日本女性の生きざまを描く歴史小説家だ。唯一、日本女性でないクレオパトラを書かれているので、つい手に取ったが、歴史小説というより、女性と女王との間に揺れる一人の女性の物語といった感であった。もう少し歴史的示唆が欲しかったが、遅れた飛行機の待ち時間で読み切るのはちょうどよかった。



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