吾今爲國死,死不背君親。悠悠天地事,鑑照在明神。
吾 今 國の爲に死す,死して 君親に 背(そむ)かず。悠悠たり 天地の事,鑑照 明神に 在り。
私は、今、国のために命を捧げようとしている。死んでも決して君主と親とに忠考を尽くすことに背きはしない。遥かにかぎりない天地間のことは、すべて神様が照らし見ているので、今更自分の心事をかれこれいうことはない。松蔭先生、刑死直前に大声して読みし、五言絶句である。
松陰先生のこのような心境に至って死につくことの「すごみ」を思わずにはいられない。
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