2010年1月11日月曜日

風は山河より

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2006年に宮城谷氏が日本物を書いた。やっと文庫本になったので読んでみた。全6巻。宮城谷氏は、三河生まれだけに、選んだ地は「三河」であった。我々にはなじみのない奥三河の菅沼家三代が主人公。しかし、あまりの面白さにあっというまに読み終えた。家康の祖父の時代から始まり、長篠の合戦を終えるまでを描くが、こうした誰もわからない所にこれだけの光を当てるのだからさすがだ。また、架空の人物 四郎と布佐という人物に、この物語の根底に流れる宮城谷氏自身の歴史観,リーダー像、生き様を語らせている所が良かった。かなりお勧めです。



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