2012年8月25日土曜日
褐色の文豪
デュマの破天荒な生き方は最高です。天真爛漫で底抜けに楽天的、あらゆる事に好奇心旺盛で屈託がない。悪く言えば自己中心的で破綻した性格なんだが、明るく裏表がないんで憎めない。
また、そのデュマをそばで憎々しくみているユーゴの思いも傑作です。是非、ご一読を。
2012年8月20日月曜日
日御子
[E:book]はるか昔、倭国の平和のために海を越え大陸をめざした人々がいた。それは、失われた歴史をつむぐ朝貢の旅。いまにつながる、この国のはじまり。日本人のルーツを壮大なスケールで描く、書き下ろし歴史ロマン小説。
日御子というより、使譯(しえき/通訳)としてのアズミの物語でした。当時の倭の国々の朝貢の歴史を使譯の一族の歴史として紡いでゆきます。一族に伝わる3つの教え「人を裏切らない」「人を恨まず、戦いを挑まない」「良い習慣は才能を超える」と、さらに炎女が自得した「骨休めは仕事と仕事の転換にある」。これを守りながら、使譯の務めを全うする彼らは、充実した人生を送ることになる。血の繋がりの中で伝えられることで人はより成長し、その人間が支える国家も良い方向に成長していくのである。
邪馬台国を筑後川の下流域、現在の福岡県久留米市辺りに設定していま。ただし〈弥摩大国〉と書く。奴国(なこく)は〈那国〉、狗奴(くな)国は〈求奈国〉としていました。 私も九州説ですのでこの書きぶりは大いに賛同しました。
日御子のもっと焦点を当ててもらいたかった気がします。その点が残念です。
2012年8月19日日曜日
英雄の書 上・下
宮部みゆき著「英雄の書 上・下」を読み終える・。久しぶりに時間がかかった本でした。やはり自分の感性外の本は進みが遅いですね。ファンタジーものは嫌いではないのですが。
[E:book]森崎友理子は小学五年生。ある日、中学二年生の兄・大樹がクラスメートを殺傷し、姿を消すという衝撃的な事件が起きた。事件から十日ほど経った時、友理子は兄の部屋で不思議な声を聞く。「君のお兄さんは“英雄”に魅入られてしまったのだ」 。本棚の奥の見慣れぬ書物が、友理子にささやいているのだった。書物に導かれ、兄を救い出す旅へ出る友理子。すべての物語が生まれ、回帰してゆく〈無名の地〉と呼ばれる場所で、友理子は、世界の根源というべき、おそるべき光景を目にするーー 。
2012年8月8日水曜日
夏旅行~伊勢・熊野(4) 帰り道
そして、お昼ごはんは、匂いに誘われて「うなぎ」。
関東のように蒸していませんが、おいしかったです。
往復1300km。かなりハードスケジュールでの今回の夏旅行でした。
2012年8月7日火曜日
夏旅行~伊勢・熊野(3)
今日は、熊野三山を廻ります。まず熊野那智大社そして熊野速玉大社、最後に熊野本宮大社です。
奈良の五條市経由で、かみさんの実家 伊賀上野に夕方までに戻らなければなりません。いざ出発。
��神社詳細は、神社探訪~日本人の心を御覧ください)
熊野那智大社別宮 飛瀧神社のご祭神は、大己貴命(おおなむじのみこと)ですが、ご神体は那智の滝です。こちらには拝殿も本殿もありません。落差133mの日本一の直瀑です。滝の落ち口には注連縄が張られていますが、この注連縄は毎年2回、7月9日と12月27日に神職の手によって張り替えられるそうです。
ほんのわずかですが「熊野古道」も歩き、その自然の美しさに身を委ねました。
そして新宮にある「神倉神社」。どうしてもここは参拝したかった神社です。神話時代にさかのぼる古くからの伝承があります。『古事記』『日本書紀』によれば、神倉山は、神武天皇が東征の際に登った天磐盾(あめのいわたて)の山であるというのです。本殿へ至る石段は538段を算し、自然石(花崗岩)を組み合わせて築かれたもので、その上かなりの急勾配で登りながら下をみるとゾッとします。その上、この暑さ。ヒーコラ言いながら登って行きました。
神倉神社は、今から参拝する「熊野速玉大社」の摂社となっています。「熊野速玉大社」は新宮市の街中に鎮座し、唯一階段のない神社でした。社殿は朱で統一されており、艶やかなです。熊野三山それぞれの12の社殿に祀られた神々は熊野十二所権現と呼ばれ、すべて本体は仏や菩薩であると考えられました。熊野速玉大神は薬師如来、熊野結大神は千手観音、家津美御子大神は阿弥陀如来を本地とするされました。
最後に参拝したのは「熊野本宮大社」です。旧社地である「大斎原」(おおゆのはら)には平成12年完成した日本一の大鳥居があります。(高さ33.9m、横42m、鉄筋コンクリート)
熊野本宮大社は、古くは「熊野坐(くまのにます)神社」という名で呼ばれていました。熊野三山の中心で、全国に3000社以上ある熊野神社の総本宮です。大きな八咫烏(やたがらす)の幟が目を引きます。八咫烏は熊野権現の使い。三本足の烏です。日本サッカー協会のシンボルマークでお馴染みですね。
牛王護符、手ぬぐい、勝守りを買って帰りました。
2012年8月6日月曜日
夏旅行~伊勢・熊野(2)
感動!!
そして、いよいよ伊勢神宮へ。
参拝の順序は、外宮→外宮別宮 月夜見宮→内宮別宮 倭姫宮→内宮別宮 月読宮→内宮→内宮遥宮別宮 伊雑宮→内宮遥宮別宮 瀧原宮 です。こちらの7つが御朱印のいただける宮となります。神社の詳しい紹介と写真は、「神社探訪~日本人の心」を御覧ください。
朝8時 内宮前にある「おかげ横丁」の赤福本店によりました。なんと朝5時開店らしいです。
昼食は、鳥羽へ向かい名物の「手ごねずしと伊勢うどん」を食べました。うまい!!
今日は、伊勢神宮参拝後、那智勝浦まで足を伸ばし、那智勝浦温泉「かつうら御苑」さんに宿泊します。
部屋からは、那智の滝・太平洋が見える絶好のロケーションにありました。
お風呂も料理も最高でした。