2012年8月25日土曜日

褐色の文豪

Photo佐藤賢一著「褐色の文豪」を読む。[E:book]皇帝ナポレオンのもとで「黒い悪魔」との異名をとったデュマ将軍。褐色の肌を受け継いだその息子、アレクサンドル・デュマ2世は、父親譲りの集中力を武器に、劇作家としての道を歩み始める――。『三銃士』『モンテ・クリスト伯』で、フランス文学界の伝説になった天才作家の天真爛漫で自由闊達な生涯を描く。 

デュマの破天荒な生き方は最高です。天真爛漫で底抜けに楽天的、あらゆる事に好奇心旺盛で屈託がない。悪く言えば自己中心的で破綻した性格なんだが、明るく裏表がないんで憎めない。
また、そのデュマをそばで憎々しくみているユーゴの思いも傑作です。是非、ご一読を。



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