2013年11月4日月曜日

走水神社

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走水神社は、景行天皇40年(110年)、日本武尊が東征の途上、当地から浦賀水道を渡る際、自分の冠を村人に与え、村人がこの冠を石櫃へ納め土中に埋めて社を建てたのが始まりと伝えられます。上総国へ船出した日本武尊は、海上で暴風雨に遭い、弟橘媛が海へ身を投じて暴風雨を鎮めました。数日後、海岸に弟橘媛の櫛が流れつき、村人は旗山崎(御所ヶ崎)に社を建てて櫛を納めた。この社が弟橘媛を祀る橘神社であったが、明治18年(1885年)に旗山崎が軍用地になり走水神社境内へ移され、明治42年(1909年)に合祀されました。
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弟橘媛が荒海を鎮めた故事に因み、航海の安全を祈念して建立された「舵の碑」が境内にありました。



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神紋は「十六八重菊」と「変わり向こう橘」です。


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屋根に小さく見えるのが「変わり向こう橘」紋でしょう。


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境内の左手奥に道が連なり、さらに上に「神明社」がありました。


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その途中に、弟橘媛命の歌碑が、東郷平八郎、乃木希典など七名士により建てられています。
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「さねさしさがむのをぬにもゆるひの ほなかにたちてとひしきみはも 」弟橘媛命、入水直前の歌です。



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