2007年5月24日木曜日

野望・覇者

Photo_11 Photo_12 戦国時代ものを久しぶりに手にした。井沢元彦「野望 上下」「覇者 上下」全4冊。前者が、信玄と勘助、後者は、信長・勝頼。逆説の日本史シリーズの作者の小説ということ、今 大河で風林火山をやってるので、思わず手が伸びたが、あっというまに4冊読み終えた。「野望」を読んでいて、何故、日本史史上かくも有名でありながら、時代になんら意味をなさなかった「川中島の戦い」が行なわれたか、この歳にして始めてわかった。そういう意味で、上杉謙信という男はかなり興味深い。「覇者」は信長中心だが、武田を滅ぼす信長という一面に絞られておりおもしろい。そして何より秀吉・光秀はそっちのけというのだから珍しい。一貫して武将の器量ということに焦点をあてた筆ぶりであったように思える。是非お読みください。1冊ずつが分厚いのでお気をつけて。



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