田中芳樹「運命」を読む。本章は、明治の文豪 幸田露伴の原作を下に書かれている。この名作は、・・・世おのづから数といふもの有りや。 有りといへば有るが如く、無しと為せば無きにも似たり・・・で始まる名文として有名だ。
1398年、明の太祖洪武帝が崩御したあと、22歳の建文帝が即位した。心やさしく、気弱な若き皇帝の地位をかためんとする側近たちは、実力のある皇帝の叔父たちを追いつめる。やがて、叔父のひとり燕王(後の永楽帝)がおこす「靖難(せいなん)の役」。中国悠久の歴史の中で、皇帝の座をめぐり、甥と叔父との激烈な戦いがはじまる。
短いが、かなりおもしろかった。是非ご一読を!
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