2009年1月25日日曜日

王道の樹

Photo_2 小前 亮著「王道の樹」を読む。



あの三国志の時代が終わり、統一国家 晋も衰亡の道を辿っていた戦乱が続く四世紀の中国。未だかつてなかった民族融和の大志を掲げ、中国統一にもっとも近づいた前秦の皇帝・符堅と臥竜の軍師・王猛を描く。符堅は、殺戮と復讐が繰り返される五胡十六国時代の中国で、民族融和の壮図に挑んだ不世出の名君である。中国には、本当に歴史に埋もれていはいるが、すぐれた人物が多くいる。文庫本派の自分であるが、たまらずハードカバーを手にしてしまった。



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