2009年6月29日月曜日

夢殿の闇

Photo 引き続き 小椋一葉著「夢殿の闇~聖徳太子と消された覇王」を読む。



夢殿の秘仏・救世観音と地中に埋蔵された物部守屋討伐の遺品の秘密、太子の影が濃い善光寺内陣地下の闇に息づく守屋柱の謎……。何重にも封印された怨霊鎮めの構造を解く、衝撃の古代史論。



かなり強引か。覇王スサノオとニギハヤヒ抹殺の最初張本人は、聖徳太子だと説く。そして、蘇我氏、天武、不比等と引き継がれてゆくという展開。その鍵が、善光寺・法隆寺・東大寺にある。祟る神の鎮魂の為に・・・・。やはり物語っぽいかな。しかし本書とは、関係ないが、何故真に「神の国(神道)」であった大和朝廷で、仏教を遍く広める必要性があったのかという疑問はいつも沸いてくる。確かに何かを隠すための策謀と考えるのが自然だ。やはり日本古代史はおもしろい。





0 件のコメント:

コメントを投稿