2011年5月29日日曜日

プリンセス・トヨトミ

Photo_3万城目学著「プリンセス・トヨトミ」を読む。映画化の前に読んでおこうと先週あわてて急読。
[E:book]5月末日の木曜日、大阪が完全に止まる。あらゆる種類の営業活動、商業活動、地下鉄、バス等の公共機関も一切停止。しかしそのことは大阪人以外は全く知らない。その発端となったのが、会計検査院からやってきた個性豊かな調査官3人と、空堀商店街にあるお好み焼屋の中学生の息子に、その幼馴染の女子。彼らが、大阪人に連綿と引き継がれてきた、秘密の扉を開けてしまうのだった……。

奇想天外でおもしろいが、流れにもう一工夫欲しい。唐突さはそれでいいのだが、その裏付けがもっとこみいっている方が私は好きだ。そして主人公の一人 男子中学生・真田大輔君の「女になりたい」という部分。何も見えずに終わっている。必要だったのか、この話は・・・。

この手のやつは、映画(映像)の方がおもしろいかもしれない。






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