2011年6月26日日曜日

絶海にあらず 上・下

12久しぶりに北方謙三著に戻る。やはりおもしろい。本書は、承平・天慶の乱の首謀者として将門とともにその名を知られる瀬戸内の「海賊」藤原純友を主人公として、己の生きる道をみつけ国のありようを考えようとする姿を描いています。
[E:book]京都・勧学院別曹の主、藤原純友。坂東への旅で若き日の平将門との邂逅を経て、伊予の地に赴任する。かの地で待っていたのは、藤原北家の私欲のために生活の手段を奪われ、海賊とされた海の民であった。「藤原一族のはぐれ者」は己の生きる場所を海と定め、律令の世に牙を剥く!渾身の歴史巨篇。

北方水滸伝の原点のような書です。是非ご一読を。




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