2011年6月5日日曜日

ワカタケル大王 上・下

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黒岩重吾著「ワカタケル大王 上・下」を読む。黒岩氏の作品は久々だ。氏の最後の作品である。それも77歳。しかしこの小説は若々しさにあふれています。
[E:book]日本古代史最大級の英雄の全貌!五世紀後半の日本を舞台に、武力と戦略をもって反対勢力の豪族らを滅し、国家平定を成し遂げたワカタケル大王の波瀾の生涯を描く。五世紀半ば、倭国は大王允恭(倭王・済)の死後、王家の息子達、その従兄市辺押羽王らの政権抗争の中にあった。一方、朝鮮半島では高句麗国が半島制覇を窺っていた。百済王の弟昆支王は倭国との同盟を模索すべく渡来。勇武に優れた允恭の五子ワカタケル(後の倭王・武)は昆支王に先進文化と情報戦略を学び、次々と反対勢力を制圧する。 大悪天皇にして有徳天皇と記されたワカタケルをリアリティをもって描いている。実際はどろどろした話なのに、そう感じさせないおもしろさがある。是非ご一読を。









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