2011年12月10日土曜日

謎手本忠臣蔵 上・中・下

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加藤廣著「謎手本忠臣蔵 上中下巻」完読。この時期は、やっぱり忠臣蔵か。
[E:book]その朝、勅使の登城はなぜ早められたのか? 将軍側近・柳沢吉保の胸中に兆した、微かな疑念。背景に浮上したのは、朝廷との確執と、喪われた密書。動機を語らず切腹した内匠頭の真意とは――。これは幕府と朝廷の情報戦争だ! 元禄赤穂事件の謎を解き明かす国民文学・忠臣蔵の決定版。

綱吉と柳沢と桂昌院従一位叙位と忠臣蔵事件。事件の構図をたんなる狂気や浅野の短慮にのみ求めないところ、当時の為政者も世論を気にし、また利用してきたところは、まあ面白い。

しかし、忠臣蔵は謎は謎でいいのではないかという気がする。そこに男の美学があるだけで十分に日本人の心をうつ。そんな気がする。

忠臣蔵は、小学校4年の時に、TBSで火曜の9時から放映された「大忠臣蔵」を夢中で欠かさず見たのが最初だ。受験で東京へ来た時も、一人で泉岳寺へお参りにいったくらい好きだった。当時は四十七士も全員覚えていた。この「大忠臣蔵」キャストがすごかった。今思えば感動モノです。こちらのリンクから是非見てください。→キャスト
音楽も富田勲が担当。すばらしかった。これを超える忠臣蔵は二度とないだろうと思う。







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