2012年6月3日日曜日

風渡る

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葉室麟著「風渡る」を読む。
[E:book]田官兵衛とジョアンを通して見る変革の時 時勢を見抜く目を持った軍師・黒田官兵衛と、折々に官兵衛にかかわりながらキリシタンとして誠実に生きたジョアンの交流を、さわやかに描く著者渾身の歴史長篇。

戦国時代に翻弄られたキリシタンの物語だけに絞ればよかったか。黒田官兵衛の描き方、本能寺の変の策謀、ジョアンとの関係などもうひとつ違和感があった。焦点がぼやけてしまったか。葉室麟は、全くのフィクションの時代物の方はおもしろかったような。


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