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父や多くの仲間たちを失った明秀は、悲しむ間もなく突欲が率いる猖獗兵の動きを探っていた。狙いは黒水靺鞨か、それとも定安府なのか。一方で高氏渤海王を名乗る高元譲は、猖獗軍の隙をついて懐遠府の域を奪還するのだった。そして、契丹皇太后・月理朶は皇帝・堯骨に死相を見てしまう―――数年以内に堯骨は死ぬ―――。野望の中で、死んでいく者と生き残り闘う者。明秀と突欲は、決着の時を迎えようとしていた。大長篇伝奇ロマン小説、第九弾!
いよいよクライマックスに近づいているのだろうか?次巻がラストのはずだが、物語がどんどん広がっているような気がする。「国」とは何か?をテーマに物語は紡がれているが、あと一巻でまとめられるのだろうか。急ぎ足でいろんなことに決着をつけそうで心配。もう二三巻あっても良い気がした。
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