北方謙三著「史記 武帝紀6」を読む。
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北方謙三著「史記 武帝紀6」を読む。
北森鴻「邪馬台」を読む。
明治時代に忽然と消失した村が残した奇妙な文書は、邪馬台国の真相へと至る秘録だった!異端の民俗学者・蓮丈那智の手に渡った「阿久仁村遺聞」。仲間たちとそこに隠された深い謎を追ってゆくうちに、数々のキーワードが浮かんできた。銅鏡、鬼、殺戮、たたら製鉄、出雲大社…。ミステリがすべて解かれたとき、現代まで秘められていた真の日本史が、あなたの眼前に現れる。
マルティン,エステバン、カランサ,アンドレウ 共著 「ガウディの鍵」を読む。
既読 「北天蒼星」の流れで、同じく伊東潤著「武田家滅亡」を読む。
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信玄亡きあと屈指の大国を受け継いだ武田勝頼は、内憂外患を抱えていた。近隣諸国からの脅威に加え、財政逼迫や家臣との対立も勝頼の孤立を深めてゆく。こうした状況のもと、同盟国・北条家から嫁いだ桂姫は、勝頼の苦悩に触れて武田・北条両家の絆たらんとするが…。信玄をも上回る武人の才に恵まれながら悲劇の主人公となった勝頼の後半生を、歴史小説界に現れた破格の才能が活写する本格歴史長編。
山梨新報 4月6日朝刊書評欄(単行本版)
“健気に散った桂姫”
伊東潤著「北天蒼星 上杉三郎景虎血戦録」を読む。
関東の覇者・北条氏康の七男に生まれ、幼少期を箱根権現で過ごした三郎は、越相同盟の証として上杉謙信の養子となる。謙信から初名「景虎」を受け継ぎ、越後、相模・甲州の平和という理想を抱くが、覇権を争う三国間での同盟関係がめまぐるしく変転するにつれ、上杉景勝との家督相続争いにも巻き込まれてゆく。悪と欲に満ちた世に義の旗を立てるべく、己の理想を貫き、乱世を駆け抜けた若き武将の生涯を描く、本格歴史小説!
なんといっても、小田原の北条三郎が謙信の養子となる過程から、その死までを史実を基に展開させ、景勝と樋口与六(のちの直江兼続)が徹底的に悪者に描かれている点が興味深い。めったにない視点での上杉家督争いに夢中になりました。
完全な真実などは、当然なら解らない。しかしこうして多様な面で楽しめるのが歴史系の小説の醍醐味です。