2007年10月12日金曜日

道誉なり

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北方謙三「南北朝シリーズ」も、とうとう五冊目。あとは、「陽炎の旗」のみ<水曜日に東京にて購入済>。バサラ大名として名をはせた佐々木道誉と足利尊氏に焦点を絞った作品だ。楠木正成・赤松円心・北畠顕家・菊池武光・大塔宮などこの時代、後醍醐天皇にかかわった男たちは、北方謙三により、見事に男の魅力を見せ付けた。今回の道誉と尊氏もおもしろい。バサラ・狡猾・策略家といわれながら終始、尊氏を支えた道誉の心意気は捨てがたい。そして尊氏いてこそ、道誉も輝く。また、ここでは脇役である足利尊氏の心理・生き方が特に巧く描かれており、おもしろかった。しかしそれにしてもこの時代は、複雑怪奇で知られていないことが多く、北方シリーズは、知識欲を十分に刺激してくれた。感謝・感謝。



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