これみよがしに、義輝の横に、このカバーで置かれたら買わずにはおれない。宮本昌孝著「将軍の星 義輝異聞」を読む。短篇集である。
[E:book]無力な室町幕府にあって、自ら剣を極め、その将器で斎藤道三や織田信長らの心も惹きつけた乱世の将軍・走利義輝。その命は二十九歳の若さで尽きたが、遺臣らの心から義輝の清爽な姿が消えることはない。
霞新十郎の名で廻国修業の旅に出た、若き日の剣豪将軍の逸話「前髪公方」をはじめ、今明らかになる秘話の数々。
独立した短編「前髪公方」「妄執の人」「紅楓子の恋」の三篇と、「義輝異聞」と角書が付された短編「丹波の黒豆」「将軍の星」「遺恩」「三好検校」四篇義輝を愛する人に捧げる短篇全七篇である。
剣豪将軍義輝を読んでからでないとダメです。
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