2012年3月25日日曜日

蘭陵王

Photo「蘭陵王」田中芳樹著を読む。久しぶりの田中芳樹作品。
[E:book]六世紀の中国。無能な皇帝の統治のもと、北斉は西に北周、南に陳、北に突厥と、三方を強敵に囲まれる内憂外患をかかえていた。後世の歴史書にその美貌と智勇を称えられる北斉の皇族、蘭陵王は、戦えば必ず勝つという活躍で傾きかけた国を必死でささえていたが、皇帝の嫉妬をかい、やがて悲劇が訪れる・・・・

蘭陵王は雅楽にもなっている。曲の由来となった伝説は、高長恭はわずか五百騎で敵の大軍を破り洛陽を包囲するほどの名将であったが、「音容兼美」と言われるほど美しい声と優れた美貌であったため、兵達が見惚れて士気が上がらず、敵に侮られるのを恐れ、必ず獰猛な仮面をかぶって出陣したと言うものだ。

田中氏は、このような埋もれた英雄を見つけ出し描くのがうまいなあ。







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