2012年12月15日土曜日

風の王国1.2.3.4

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平谷美樹著「風の王国1巻.~4巻」を一気に完読。かなり前から読もうと思っていたが、文庫本只今連載中なので、少し待っていたがとうとう待ちきれずに読み始める。いやおもしろい!!







壮大なスケールで描く、大長篇伝奇ロマン小説だ。














<1巻>


延喜十八年(九一八年)夏、東日流国(現在の青森県)。東日流の人間として育てられてきた宇鉄明秀は自分の出生の謎を解き明かすために、海を隔てた渤海国へ向かう。十七年前に赤ん坊だった自分を東日流に連れてきたのは誰なのか?命がけの船旅を経て、やがて明秀は渤海の港町・麗津へと辿り着くのだが…。幻の王国・渤海を舞台に繰り広げられる、侵略と戦争、恋と陰謀・・・・






<2巻>


渤海国王族の血筋であることが判明した明秀は、二月ぶりに東日流へ帰ってきた。契丹国との戦に備えて、渤海国王より援軍の頼みをつづった国書を届けるためだった。そして明秀は契丹の方術使に対するために、同じ力を持つ易詫を探すことに。一方、契丹国から皇太子・耶律突欲の拉致を理由に、領土を要求された渤海国では、戦を避けるために大徳信の妹・芳蘭を人質に献上しようとしていた・・・・・・。


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<3巻>


大明秀は、東日流から千人の援軍を率いて、再び渤海へやってきた。安東兼任から、周蘭の死と耶津突欲の要求を聞いた明秀は、大徳信たちとともに敵地・契丹へ赴くことに。一方、須哩奴夷靺鞨に捕らえられた芳蘭にも、再び突欲が迫りつつあった。渤海、契丹、東日流、須哩奴夷靺鞨、それぞれの野望がぶつかるとき、運命は大きく動き始めようとしていた・・・・・・。




<4巻>



明秀たちの率いる東日流軍は、遼東に東日流府をうち立てた。だが、契丹の動きが気になった明秀は、須哩奴夷靺鞨を助けに向かうのだった。そんな中、罪のない良民を多数殺害し出奔した建部清瀬麻呂が、安東勇魚を訪ねて帰ってきた。馬朝義の忠告に逆らい、勇魚は罪を償うと言う清瀬麻呂を受け入れるのだが…。





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