12月発売 平谷美樹著 「風の王国5」を読む。次は2月だ。 全10巻といわれている来年の秋までかかりそう。しかし、実におもしろい。舞台は良し、登場するキャラクターたちはいずれも一癖も二癖もあるユニークな人物ばかり――骨太の歴史伝奇活劇として、今後の展開に益々目が離せません。
<5巻>
芳蘭は唐へ貢ぎ物として送られるさ中、耶律突欲と出会い、運命を共にすることとなった。一方、契丹の皇后・月理朶の命により、遼州城にいた明秀たちは、捕らわれの身となってしまう。失ったものは東日流兵千人の命。明秀は、自分を護ろうとして死んでいった千人のために、何があっても生きのびようと決意をする。滅びゆく渤海の運命は果たして…?
[E:book]後にトロイア発掘によって世界的な名声を得ることになるシュリーマンは、早世した友人チェリョムヒンから、彼の遺言とともに「黄金郷ヒライズミ」の地図を預かる。
藤原氏は源頼朝が持ち帰った以外の膨大な財宝を隠したに違いないとチェリョムヒンは考え、その発掘をシュリーマンに託したのだ。
一攫千金と名声獲得の野望を胸に、シュリーマンは奥州藤原氏の財宝探しに幕末の日本に渡る。髭を伸ばし蝦夷に化け、横浜居留地から平泉生まれの橘藤や通訳の深野らを伴い平泉に発つ。
700年の時を隔て、頼朝が平泉から奥州征伐から戻った行程を逆に辿って平泉に向かう一行。義経にも仕えたという山岳信仰の修験者集団を謎の黒装束の男達が襲い、不穏な状況が漂い始める。
稀少な手がかりを元に財宝の在処を平泉北西の北上山地と割り出し、山道険しい藪の奥を分け進む。財宝目当ての争いに、シュリーマンも短銃を手に持ち構える。はたして財宝は見つかるのか、そして義経北行伝説の真相とは?
こちらは、もう一つ[E:sweat01]
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