加治将一著「失われたミカドの秘紋」を読む。
「天皇の真実を公表する」そう息巻いていた友人が死んだ。歴史作家・望月真司はその死に疑問を抱き、彼が知った事実を調べるため、支那大陸へ。そこで目にしたのは、キリスト教が中国で流行したことを示す石碑、そして古くからあるイスラム教の寺院。これらが望月の頭の中で結び付けられたとき、ヤマト民族の起源が浮上する!真の古代史を追求する、驚愕の歴史ロマン。
日本古代史をユーラシア大陸全体から政治(特に遊牧民族)や宗教(ユダヤ教・キリスト教・ゾロアスター教等の影響を受けた仏教) 更には 漢字の発生とその活用ともう一つ大きな枠組みから考えている点が素晴らしい。
小説といえるかどうかは疑問だが、非常に興味深い考察に「あっぱれ」をあげたい。
小説といえるかどうかは疑問だが、非常に興味深い考察に「あっぱれ」をあげたい。
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