ヨハン・クリスチャン・バッハは少年期のモーツァルトに最も影響を与えた作曲家だと言われている。ロンドンで新時代の予感に触れ衝撃を受けた。J.C.バッハは当代隋一の旋律法の大家である。(大バッハの末っ子)8歳のモーツァルトが彼に師事できたことは幸いであったといわれる。様々な旅によってこうして天才モーツァルトが育まれていったのだろうと思う。K333など、その影響を受けた曲は多くあるが、今日はまさに、J.C.バッハの曲を編曲した「3つのクラヴィーア協奏曲 K107」を紹介する。標題には「アマデーオ・ヴォルフガンゴ・モーツァルト氏により協奏曲に編曲されたジョヴァンニ(ヨハン)・バッハ氏の3曲のソナタ」(イタリア語)と書かれている。これら3曲の協奏曲は、ヨハン・クリスチャン・バッハの《クラヴサンまたはピアノフォルテのための6つのソナタ(メクレンブルク公エルンスト殿下に献呈)》(作品5)の第2番、第3番、第4番をほぼ忠実に協奏曲に編曲したものである。題名どおり3曲あるが、音は、1曲目(J.C.バッハのピアノソナタ作品5の2から)の2 Andante ト長調 2/4 をお聴きください。可愛らしさがたまらず好きです。kv107_no_1_in_d_2. Andante (クリック)。
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