「ブーリン家の姉妹」を観に行く。ローマ・カトリック教会と決別しイングランド国教会を創設することとなったヘンリー8世には、6人の王妃がいたが、その中でも後のエリザベス1世の母親アン・ブーリンとその妹メアリーの悲しい一生を描いた映画である。アン・ブーリンは、ドニゼッティのオペラ「アンナ・ボナーレ」にもなっている。
姉妹の父トーマス・ブーリン卿は一族繁栄のために才気あふれる美しい娘アンを国王ヘンリー8世の愛人に差し出すことを目論む。ところが、王の心を捉えたのはアンの妹で凡庸だが気立ての良いメアリーだった。一家は宮中に移り住み、メアリーは王の子を身籠る。一方、妹に栄誉を奪われたアンは一時フランスへ追放されるが、やがて呼び戻され、大胆にも王妃の座を狙って策略を巡らすのだ。結婚していないメアリーの息子は単なる庶子ということになるのだ。しかし、世継ぎとなる男子を産まなければ価値を認められない。・・・・
最後は、ブーリン姉妹の最後は如何に?
2時間はあっという間に過ぎる、メロドラマ風であるがナタリー・ポートマン(アン・ブーリン役)の目力は圧巻。この時代の貴族社会の裏側を見せる悲劇の物語。おもしろかった。
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