2010年11月6日土曜日

のぼうの城 上・下

12和田竜著「のぼうの城」を読む。映画化されるまえに読んでおかねば・・・と思い。1日で完読。甲斐姫を扱った宮本昌孝の本は読んでいたが、こちらはキャラクターのおもしろさにあっという間に読み終えた。
[E:book]戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかに支城、武州・忍城があった。周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百。城代・成田長親は、領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。武・智・仁で統率する、従来の武将とはおよそ異なるが、なぜか領民の人心を掌握していた。従来の武将とは異なる新しい英傑像を提示した小説。

弱者の誇りとリーダーの包容力 それがこの本のテーマか。






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