2011年7月16日土曜日

松風の人 吉田松陰とその門下

Photo 津本陽著「松風の人;吉田松陰とその門下」を読む。[E:book]十一歳にして藩主・毛利敬親の御前講義を行い、才覚を現した吉田大次郎。のちに吉田松陰として松下村塾を主宰し、伊藤博文、山県有朋などの英傑を数多く世に送り出した男は、いち早く「海外」を意識した稀代の思想家であった。黒船襲来を機に勃発した国難に、驚くべき向学心と行動力をもって立ち向かった松陰の、波乱に富んだ生涯を描く傑作評伝。

松陰先生は、実に多くの手紙を残しており、その手紙を丹念に拾い上げて一つの松陰先生像を描いてくれた。津本陽は、物書きとしては、読みづらく最低だが、この評伝はよかった。




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