2014年11月18日火曜日

隠された帝 天智天皇暗殺事件

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井沢元彦著「隠された帝」を読む。



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大化改新の立役者天智天皇は、弟天武天皇によって暗殺された!



壬申の乱後、正当に皇位を継いだ天武―それが歴史の定説である。


だが、史書『扶桑略記』には“天皇行方不明”と記している。


『日本書紀』に遅れること四百年、史料として無視されてきた。しかし、もし正史が暗殺者による自己正当化のための書としたら…。


歴史の中枢を揺るがす衝撃の歴史推理。




天智は暗殺されたと言う仮説を立て、それをいろいろな資料から読み解いていくと言う作業がなされています。さらに、天智天皇と天武天皇は兄弟では無く、しかも、天武天皇が年上であり、暗殺の首謀者が天武天皇だったと言う結論をだし、その裏には、唐と新羅の思惑も絡んでいるという話になっていきます。
日本史最大の謎「壬申の乱」にまつわるこうしたテーマは、やはり興味深いですね。



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