昨日は、今治からの自動車道での事故渋滞で断念した「金刀比羅宮」へ。駐車場待ちに時間がとられる心配があったが、ふと満車になった駐車場のおばあさんにどこかないか尋ねると「もう一か所 駐車場をやっているので載せてくれたら案内する」とのこと。それも参道にめちゃくちゃ近いのだ。1000円でしたが、時間はお金で買うもの。非常に助かった。
アマゾンで1600円で買ったトレッキングポールでひたすら階段を登る。
本宮まで785段、奥社までの合計は1368段である。
大門に到着。ここまで365段。序の口だ。
大門の手前に「青銅の大灯篭」(重要文化財)、「鼓楼」(時太鼓を備えているらしい)をパチリ。
暫くは参道(桜の馬場)が続く。それにしてもさすがシルバーウィーク
人・人・人である。
再び階段の始まり。西詰銅鳥居
側には、「こんぴら狗の銅像」。イラストレーターの湯村輝彦さんのデザインだそうです。
代参というのがありますが、それは“人”だけではなかったのです。
「こんぴら参り」と記した袋を首にかけた犬が、飼い主の代参をすることもあったそうです。
面白い。
祓戸社
そして旭社の到着。
御祭神は、天御中主神、 高皇産靈神、神皇産靈神、伊邪那岐神、伊邪那美神、天照大御神、天津神、國津神、八百萬神です。階段は628段。まだまだ・・・
さらに足を進めると「賢木門」が見えてきます。唐破風と千鳥破風の棟が交錯する檜皮葺の屋根を持つ立派な門です。扁額も大きく、有栖川宮熾仁親王殿下の御筆によるものだそうです。
どうやら最後の階段が見えてきました。
ご本宮到着です。785段です。(実は手水舎の手前で1段だけ下がっているところがあり、786段-1段にしており786(ナヤム)を避けたそうです)
見てください。日本人は律儀の上に正面好きです。3つあるお祈り場所の真ん中だけが
異常に並んでいました。私とかみさんはすいている右手より「家族の安泰」をお祈りいたしました。
さてご祭神を書くのを忘れていました。大物主命です。相殿に崇徳天皇が祀られています。
大物主命は、大国主神の和魂神(にぎみたまのかみ)で奈良の大神神社の神様です。
ということは、私的には「天照国照彦火明櫛玉饒速日命」ではないかと思っています。
ちなみに「金刀比羅(こんぴら)」はサンスクリット語の「クンピーラ」から来ており、ワニの姿をした水神だそうです。クンピーラは、ガンジス川を司る神様ガンガーの乗り物ですから、ここ金刀比羅さんは、古くから「海の神様」として親しまれてきたのでしょう。
ご神紋は「丸金」紋。あまりにも有名ですね。
本殿を何枚か撮影しました。さすがに立派です。檜皮葺の大社関棟造りと呼ばれています。
しばし、休憩。
かみさんは、奥の社へは向かわず、資生堂パーラー「神椿」に直行。
どうらや最初から調べていたようです。
御本殿の境内からは、讃岐平野が見下ろせます。讃岐七富士の1つ(飯野山)がひときわ美しい。
いよいよ奥社へ出発です。
常盤神社
白峯神社
菅原神社
さらに階段は続いていきます。
奥社の鳥居が見えてきました。
奥社(厳魂神社)は、ご本宮と違い朱色の社殿でした。
本殿は檜皮葺・流造、向唐門(むかうからもん)は檜皮葺・朱塗、拝殿は檜皮葺・入母屋造です。
奥社からの讃岐平野
階段は、全部で1368段です。
夏に英彦山神宮登頂を経験しているので、金刀比羅宮は正直「赤子の手をひねる」ほどでしたが、
普通に登るとかなりしんどいはずです。ご参考に。
御本宮神札授与所にて「幸福の黄色いお守り」 と「ミニこんぴら狗」のセット(1,500円)を記念(&祈念)に買い求めました。
そして、下山後に「うどん」を食べました。
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