2009年7月27日月曜日

銀鏡神社

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西都から、米良街道を山奥へどんどん進んでいく。1時間約25km。そこに「銀鏡」という地名がある。<しろみ>と読む。その細い道沿いから川をわたった所に「銀鏡神社」はある。ご祭神は、イワナガヒメ。大山津見神(オオヤマツミノカミ)の娘にして、コノハナサクヤヒメの姉にあたる。



ニニギノミコトがコノハナサクヤヒメを娶るとき、大山津見神は木花佐久夜姫と共に、姉の石長姫(イワナガヒメ)も一緒に結婚させるつもりだった。しかし、石長姫はご面相がよくなく、迩迩芸命は一日で石長姫を親元に帰してしまったのだ。子孫たちが、木の花の咲くように栄え(木花佐久夜姫)、岩のように永く続く(石長姫)という願いは絶たれた。これにより、天皇家の子孫たちの寿命は短いものとなったという日向伝説がある。この境遇を嘆いた石長姫が、わが姿を映す鏡を遠くへ放り投げたところ、これが西都市銀鏡(しろみ)付近(米良山中、龍房山)の大木の枝にかかり陽光、月光を浴びて白く輝いていたという。これが今の「銀鏡神社」の場所だという。もちろん、御神体はこの鏡である。12月には、ここで銀鏡神楽 三十三番が奉納される。



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