山城国一ノ宮 賀茂別雷(かもわけいかずち)神社。通称:上賀茂神社。ご祭神は、賀茂別雷命。賀茂御祖神社(下鴨神社)とともに古代の賀茂氏の氏神を祀る神社である。
社伝:「日向国曽の峰に降臨した賀茂建角身命は、神武天皇を先導して大和の葛木山に宿り、さらに山代国岡田の賀茂に移り、その後、久我国の北山基に鎮座。丹波国神野の神伊可古夜日売を娶り、玉依日子・玉依売が生まれた。ある日、玉依日売が石川の瀬見の小川で川遊びをしていると、丹塗矢が川上から流れ下って来た。これを床のまわりに置いていたところ、玉依日売は妊娠し、男子を産んだ。成人し、建角身命が、「汝の父に酒を飲ましめよ」と言ったところ、天に向かって杯を手向け、昇天した。それが、祭神:賀茂別雷命である。」
果たして、賀茂別雷命とは?下鴨神社のご祭神が、賀茂建角身命。また名を八咫烏。社伝によると、賀茂別雷命の祖父らしいが、上・下の関係をみると少し怪しい。もし祖父・孫の関係なら、上賀茂が、建角身命で、下鴨が別雷となるのが普通だ。すると賀茂別雷命とは?などと考えながら参拝するが楽しい。
さて下の写真は、細殿と盛塩の起源といわれる「立砂」で、ご神体の神山(こうやま)<神社北2キロの山>をかたちどったものらしいです。
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