2009年10月14日水曜日

針の眼

Photo_2 あの「大聖堂」の著者ケン・フォレットの処女作「針の眼」をやっと見つけた。昔、ハヤカワから出ていたらしいが、創元推理文庫から、2月に出ていたらしい。スパイ・サスペンスの金字塔 といわれただけある。あっというまに読み終えた。



上陸地点はカレーかノルマンディか。英国内で活動していたドイツの情報将校ヘンリー(暗号名;ディー・ナーデル すなわち針)は、連合軍のヨーロッパ進攻に関する重大機密を入手、直接アドルフ・ヒトラーに報告するため祖国を目指す。



事実、英国情報部が血眼になって探しても唯一摘発を逃れたドイツのスパイ グウィン・エバンス 暗号名ドナルドという人物がいた。彼がモデルとなっている。



物語は、3つの事象が同時進行してゆく。ディ・ナーデルの動きと彼を追う大学教授にして、英国情報部Mi5のゴドリマンの追跡とそして一見何の脈絡もないスコットランド沖の孤島に隠生している元パイロット・デービットと彼の妻ルーシーの生活。この3つが、終末に向けた一つに結びつく時・・・・



是非お勧めです。



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