2014年1月12日日曜日

史記 武帝紀 五

5 北方謙三著「史記 武帝紀 五」を読む。




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大きな戦果をあげてきた大将軍・衛青を喪った漢軍は、新たな単于の下で勢いに乗る匈奴に反攻を許す。



今や匈奴軍の要となった頭屠の活躍により、漢の主力部隊である李広利軍三万はあえなく潰走した。


一方、わずか五千の歩兵を率いて匈奴の精鋭部隊が持つ地に向かい、善戦する李陵。匈奴の地で囚われの身となり、独り北辺の地に生きる蘇武。


そして司馬遷は、悲憤を超え、時代に流されようとする運命を冷徹な筆でつづり続ける―――。北方版『史記』、慟哭の第五巻。




五巻では、愈々 武帝の晩年の圧政、「李陵の族滅」と「司馬遷の宮刑」が登場します。中島敦「李陵」の場面ですね。そして、信念の男 蘇武。この三人の其々の厳しい境遇での生き様が語られ始めます。
そして、老いからくる劉徹の堕落。あと二巻のようです。

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