本日は、2月初旬というのに春の陽気。20度近くまで気温が上がり絶好のゴルフ日和でした。
2013年2月3日日曜日
春の陽気~こだまゴルフクラブ
2013年2月2日土曜日
卵をめぐる祖父の戦争
ディビット・ベニオフ著「卵をめぐる祖父の戦争」を読む。
「ナイフの使い手だった私の祖父は十八歳になるまえにドイツ人をふたり殺している」作家のデイヴィッドは、祖父レフの戦時中の体験を取材していた。ナチス包囲下のレニングラードに暮らしていた十七歳のレフは、軍の大佐の娘の結婚式のために卵の調達を命令された。饒舌な青年兵コーリャを相棒に探索を始めることになるが、飢餓のさなか、一体どこに卵が?逆境に抗って逞しく生きる若者達の友情と冒険を描く、傑作長篇。
2013年1月26日土曜日
己惚れの記
中路啓太著「己惚れの記」を読む。
その男はどうしようもなく己惚れていた。武士が滅びようとする天保の改革期、主君水野忠邦の理想を実現するためには、愚か者と揶揄されても己の信じる道を貫くしかないからだ。特異な生い立ちのやくざ者や血に飢えた剣客たち、欲に憑かれた大奥女中らの思惑も交錯し、忠と義の物語は一気に加速していく。
そもそも忠義とは何か?その一つの答えが「己惚れ」です。
新・雨月 上・中・下
船戸与一著「新・雨月 上・中・下」三巻完読。
西軍・長州藩の間諜・物部春介は修験僧に扮していた。木戸孝允から新発田藩での一揆使嗾の命を受け、成功。次に武器商人スネル兄弟経営の商館を潰すため新潟にむかった。長岡の元博徒・布袋の寅蔵は、家老の河井継之助に信服して組を解散。以降、継之助のために動いている。会津藩政務担当家老・梶原平馬は奥羽越列藩同盟結成を機に、北方政権樹立を夢みる。慶応四年、生き残りをかけた各藩の思惑と、時代の流れのなかで、うごめき死にゆく者たち。
一千ページを超えるこの大河小説は、歴史の表舞台にはあらわれにくい藩士や間諜(かんちょう)ら無名者たちを思い切り動かして、幕末の英雄たちの奸計(かんけい)や謀略のありさまをあばきだし、各藩の離反や裏切り、殺戮(さつりく)戦の構造をあざやかに浮かびあがらせる。
会津戊辰戦争の歴史は、従来、会津藩士とその家族たちの義に殉じる凄絶な悲劇や敗者として歩んだ過酷な運命が強調されがちだが、この小説は一味違った。
2013年1月20日日曜日
山河果てるとも
伊東潤著「山河果てるとも~天正伊賀悲運録」を読む。
2013年1月15日火曜日
けっこうな雪
昼前から降りだした雪が止まりません。千葉でこんなに降るのはいつ以来でしょうか?
2013年1月13日日曜日
新ナポレオン奇譚
G.K.チェスタトン著「新ナポレオン奇譚」を読む。
1904年に発表されたチェスタトンのデビュー長編小説、初の文庫化。
民主主義をやめ、官僚の中からくじ引きによって専制君主を選ぶことになった理由が、“民衆は皆愚かだから、誰がやっても同じだ”というところがすごいです。
2013年1月12日土曜日
瑤泉院
湯原裕光著「瑤泉院~忠臣蔵の首謀者 浅野阿久利」を読む。
浅野内匠頭夫人、阿久利。内匠頭の切腹後、落飾して瑤泉院と号したこの女性こそが、大石内蔵助を陰で支え、赤穂四十七士の吉良邸討入りの絵図を描いていた―。阿久利と内蔵助の淡い交情、幕閣最高権力者・柳沢吉保との知恵を尽くした探り合い。後に「美貌御前」と称された才色兼備のヒロインを軸に、膨大な資料を縦横無尽に駆使して誕生した、静かな感動溢れる出色の忠臣蔵小説。
2013年1月7日月曜日
八重の桜 と アテルイ伝
2013年1月6日日曜日
入間カントリークラブ
今年の初打ちは、埼玉の「入間カントリークラブ」。8時42分スタートでしたが、グリーンはまだ「カチカチ」状態。なにせ気温はマイナス3度。「グリーンに直接乗せてはいけない」という、違うゲームのような展開。そして今日はなんと朝だけでなく、気温が上がらずほぼ最後までこのようなグリーンでの戦いとなりました。
高麗神社
今日は、埼玉県入間にてゴルフ。早く出かけて6時45分「高麗神社」に参拝。
668年に唐・新羅に滅ぼされ亡命して日本に居住していた高句麗からの帰化人を朝廷はこの地に移住させた。主祭神である「高麗若光(ジャッコウ)」は、朝廷の命により高麗郡の設置にあたって他の高句麗人とともに高麗郡の地に移ってきたものと推定されている。
神門の扁額には「高句麗神社」の文字がみえる。高麗とは「コウライ」ではなく「コウクリ」ということがわかる。
神紋は「鶴の丸」紋でした。鎌倉の鶴岡八幡宮と同じです。
拝殿と本殿は何造りかちょっとわかりませんでした。
神社右手の山道があったので登ってゆき奥宮らしき場所にも参拝してきました。
少しずつ朝日が当たり始めてきました。
2013年1月5日土曜日
靖國参拝そして築土神社へ
長州人としては、拝殿左奥にある「招魂社」も忘れずに参拝しております。
現在のご祭神は、天津彦火邇々杵尊(あまつひこほのににぎのみこと)ですが、言わずと知れた「平将門公」をお祀りしている神社です。平将門の首(頭蓋骨や髪の毛)そのものも、かつては当社内に安置されていたといわれ、多くの将門所縁の社寺の中で、将門信仰の象徴的神社となっていました。
2013年1月3日木曜日
2012年12月29日土曜日
本日 マーラーDAY
本日よりお休み。朝6時から「勝手にマーラー聴いちゃうDAY」。
マーラーの交響曲 名盤から
クリスタ・ルートヴィヒ(M)、バーバラ・ヘンドリックス(S)ウェストミンスター合唱団
孤闘
「孤闘~立花宗茂」上田秀人著を読む。
武勇に誉れ高く、乱世に義を貫いた最後の戦国武将の風雲録。大友家臣として島津と戦い、秀吉下での朝鮮従軍、さらに家康との対決!関ヶ原で西軍に与し改易となるも、旧領柳川に所領を安堵された稀代の猛将の奮闘と懊悩を精緻に描く。単行本第一作にして第十六回中山義秀文学賞を受賞。
立花宗茂は大友宗麟配下の名将高橋紹運(鎮種)を父に持ち、その後、長男でありながら、これまた宗麟配下の智将である戸次道雪(立花道雪)の婿養子になり、立花家を引き継いだ人物で、東の本田平八郎忠勝、西の立花左近将監統虎(宗茂)と秀吉から激賞された西国の名将だ。
2012年12月23日日曜日
マーラーの交響曲
金聖響+玉木正之著「マーラーの交響曲」を読む。
[E:book]『巨人』『悲劇的』『大地の歌』や『千人の交響曲』、未完の遺作まで…史上最強の交響曲作家の魅力を語りつくす。常に新しい表現に挑み続けた作曲家の交響曲をさまざまな角度からユーモアたっぷりに語る入門書の決定版。
≪君のために生き、君のために死ぬ≫と、最後に楽譜に書き込んで亡くなったマーラーが、交響曲で伝えたかったメッセージは、結局、言葉でいってしまえば単純な結論になりますが、「愛」ということになるんじゃないでしょうか。――<本書より>
まえがき 貪欲な音楽ファンの呟き――玉木正之
ア
風の王国5 / 藪の奥
12月発売 平谷美樹著 「風の王国5」を読む。次は2月だ。 全10巻といわれている来年の秋までかかりそう。しかし、実におもしろい。舞台は良し、登場するキャラクターたちはいずれも一癖も二癖もあるユニークな人物ばかり――骨太の歴史伝奇活劇として、今後の展開に益々目が離せません。
<5巻>
芳蘭は唐へ貢ぎ物として送られるさ中、耶律突欲と出会い、運命を共にすることとなった。一方、契丹の皇后・月理朶の命により、遼州城にいた明秀たちは、捕らわれの身となってしまう。失ったものは東日流兵千人の命。明秀は、自分を護ろうとして死んでいった千人のために、何があっても生きのびようと決意をする。滅びゆく渤海の運命は果たして…?
[E:book]後にトロイア発掘によって世界的な名声を得ることになるシュリーマンは、早世した友人チェリョムヒンから、彼の遺言とともに「黄金郷ヒライズミ」の地図を預かる。
2012年12月15日土曜日
風の王国1.2.3.4
平谷美樹著「風の王国1巻.~4巻」を一気に完読。かなり前から読もうと思っていたが、文庫本只今連載中なので、少し待っていたがとうとう待ちきれずに読み始める。いやおもしろい!!
明秀たちの率いる東日流軍は、遼東に東日流府をうち立てた。だが、契丹の動きが気になった明秀は、須哩奴夷靺鞨を助けに向かうのだった。そんな中、罪のない良民を多数殺害し出奔した建部清瀬麻呂が、安東勇魚を訪ねて帰ってきた。馬朝義の忠告に逆らい、勇魚は罪を償うと言う清瀬麻呂を受け入れるのだが…。
2012年12月8日土曜日
南稜七ツ家秘録 血路・死地
長谷川卓著「南稜七ツ家秘録 血路」「南稜七ツ家秘録 死地」2冊を読む。
血飛沫が飛んだ。ヌメリの手首が、断ち斬られ、虚空に撥ねたのだ。腕の先から夥しい血を噴き出しながら、ヌメリが早瀬の中に倒れた。勘兵衛は流れに飲まれて行くヌメリを視野から捨て、泥目を探した。鉄幹の刃を受け損ねた傷で、泥目は血達磨になっていた。「加勢致すぞ」勘兵衛が水を蹴立てて走った。勘兵衛に気付いた鉄幹は、ヌメリが敗れたことを即座に悟った。(これまでか……)かつて身に受けた覚えのない敗北感だった。《かまきり》が名もない七ツ家ごときに敗れるのか。(本文より)
武田の暗殺部隊《かまきり》と山の者の集団《七ツ家》との死闘が、今、始まる!
山の民〈南稜七ツ家〉の二ツは、秀吉軍に敗色濃厚な柴田勝家より、御方様を城より無事助けるよう、依頼を受けた。それは、二ツと秀吉を守る森の民・錣一族及び謎の老婆久米との、長く壮絶な戦いの幕開けであった。「荒唐にして無稽、しかしながら息もつがせぬ興奮の連続、こは山田風太郎奇跡の復活か」と、浅田次郎氏絶賛の、戦国の闇を舞台に縦横無尽にくり拡げられる長篇時代小説の傑作。
2012年12月1日土曜日
泣き虫弱虫諸葛孔明 第壱部・第弐部
酒見賢一著 「泣き虫弱虫諸葛孔明」第壱部、弐部を読む。
口喧嘩無敗を誇り、いじめた相手には得意の火計(放火)で恨みを晴らす―なんともイヤな子供だった諸葛孔明。奇怪な衣装に身を包み、宇宙の神秘を滔々と説いて人を煙に巻くアブナイ男に、どうしてあの劉備玄徳がわざわざ「三顧の礼」を尽くしたのか?新解釈にあふれ無類に面白い酒見版「三国志」待望の文庫化。